今まで歯医者へ行くのは、「歯が痛くなった時」もしくは「虫歯の治療をするために」という考え方ではありませんでしたか?
もちろん、治療医療は必要不可欠ですが、治療医療のみだけ進んでしまうと、結果的に虫歯や歯周病が増え続けてしまうのが現実なのです。
日本人の80歳のときの残在歯の数は10本程度といわれています(親知らず4本を含めない歯の完全本数は28本)。当然それに伴い、取り外し式入れ歯への依存度はとても高いことがわかります。特に、50歳を超えた日本人の半分以上、また75歳を超えると6割~7割程度の患者様が入れ歯に頼っているという話があります。
これに対して欧米人は、同じ年齢でも残在歯数は日本の倍程度(20本程度)の本数が残っているといわれています。
この違いはどこから生まれてくるのでしょうか。実は、予防歯科に対する概念の違いがこの結果を生んでいるのです。
しっかり予防歯科を行い、虫歯や歯周病を進行させず早期発見して、いかに歯を削らないか、抜かないかが大切です。
虫歯や歯周病にならないために日頃から定期的に歯科医院で口腔内を管理、指導していく歯科医療、それが予防歯科医療です。
予防歯科